好転反応って何だろう?

先日うちのかみさんが仙台で交通事故に遭いました。子供が発熱し、病院に通院する最中の出来事だったので、子供はちょっと大変だったらしいです。車の真後ろから追突されたので、首・肩・腰が痛いし、身体が重だるいと次の日から言い出しました。交通事故に遭った時は当日より 次の日から身体がおかしくなる と言われていますが 正にその通りでした。近くの接骨医院を探して一緒に行くと、お盆のせいか沢山の人が!受付を済ませていると、帰りがけの お客さんにスタッフさんが「今日 施術した所は揉み返しが出るかもしれませんので、様子をみてくださいね。もしひどい場合はご連絡ください……」なんて事を話していまいた。うちの嫁もその後 施術 と思ったらまだ炎症がひどかったらしく、ほぼ問診だけで終わってしまいました。揉み返しってよく聞きますよね?そもそも揉み返しは何で起こるのでしょうか?簡単に説明すれば、筋肉を揉む事によって、筋肉が圧迫され筋肉が切れてしまいます(筋繊維の断裂)。切れてしまえば炎症がおこります。この断裂→炎症の過程で痛みが起こってしまう訳ですね。準備運動もしないで、急な運動をした時に筋肉痛になったりしますよね。同じ理屈です。もう一つは筋肉が揉まれる事で、筋肉が弛緩したり、普段動かされていない筋肉が 動かされると、筋肉周辺の血流が良くなり、血流が改善する事で、神経の働きが正常に戻ると、今まで感じていなかった痛みを感じてしまったりする事があります。そして血流が良くなると、神経の働きが良くなるだけでなく様々な反応が出てきます。

 

  排出反応

血流が良くなると、今まで滞っていた老廃物が流れ始めます。すると身体は不必要な老廃物を身体の外に排出しようとします。よくデトックスと言われたりしますが、簡単に言うと老廃物(毒)出しの事ですね。デトックス、毒の排出が一番行われるのは便です。すると便の色が変化したり、匂いがきつくなったりする事があります。同様に尿でも同じ事が起こる事がありますし、他にも目やにが出たりする事があれば、皮膚に変化が出てくるとニキビや吹き出物発疹が出てくる場合もあります。

 

 過敏反応

潜在的 又は慢性的に症状を抱えている場合に起こりやすく、収まっていた症状が突然出たり(急性期)します。例えば…便秘でお困りの方が 便秘を解消している時期に、過敏反応が起こると 又 便秘になってしまう事がありますし、逆に便秘が解消している状態で便秘を解消しようとして反応し過ぎると下痢になったりします。便秘の場合は排出反応と重複したりもします。他にも神経の働きが正常化する事で痛みを感じるようになる事はお話ししましたが、今まで痛みに鈍感だった分、同じ痛みでも敏感に感じれるようになり痛みが増すような感覚(過敏)になる場合もあります。

 

 その他の反応

他にも血行が良くなる事で副交感神経が優位になると眠くなったり、身体が本来の状態に戻ろうとする時に倦怠感やだるさを感じる事があります。一時的に高血圧の方の血圧が上がったり、糖尿病の方の血糖値が上がったりする場合もあります。

 

この様な反応を『好転反応』といいます。『揉み返し』とは若干 違うかも知れませんね。『揺り戻し』なんて言う方もいます。身体が本来の状態を取り戻す時に、少しづつ良い状態に近づいたり、元の状態に戻ったりしながら回復していく状態です。又 東洋医学 漢方医学等では瞑眩反応と言ったりします。

 

好転反応は副作用?

例えば私が働いている仙台の調圧ルームでも同じ事を気にする方がいらっしゃいます。様々な家庭用治療器やサプリメントを飲んでいる方も同じように考えた事があるのではないでしょうか?特にお薬を飲んでいる方は副作用という言葉には敏感ですね。副作用はお薬に対して使われる言葉ですから。薬の作用は様々です、病気に対し 効き目成分 有効な成分の事を主作用といいます。しかし有効ではない作用の事を主作用に対し副作用といいます。お薬は主作用が一番強く、副作用が一番弱くなるようにしています。副作用を無くせば、当然 主作用も無くなります、お薬を飲む種類や量・体質によっては副作用の方が強く出てしまう方がいるんですね。お薬の副作用は、本来働くべき所では無い場所に対して作用以外の効果が表れてしまう事です。又はお薬が本来働くべき所に働き過ぎる場合もあります。便秘の方が便秘を良くしようとして便秘薬を飲んだ時、薬が効きすぎて下痢になったり、副作用で腹痛や吐き気が出る場合もあります。しかし重篤になると腸閉そくや虚血性大腸炎等にかかり、最悪のケースは死に至る場合もあります。お薬を辞めてしまえば元の状態にもどります。元の状態は決して良い状態とは言えません。なので またお薬を必要としてしまします。好転反応は、調子の悪い身体が本来の状態を取り戻す時に、少しづつ良い状態に近づいたり、元の状態に戻ったりしながら回復していく状態です。自分の力で回復をしてしまえば、お薬は必要としません。

 

好転反応が出たら良い?出ないと悪い?

好転反応の種類が様々であるように、反応が出る方、出ない方には個人差があります。個人差と言うと語弊があるかもしれません。好転反応が出ている方の感覚によって結果が変ってしまうという事です。例えば痛みの好転反応が出た場合、同じ痛みでも、痛みに強い方にとっては 違和感があるな?位で終わるかもしれません、しかし痛みに弱い方であれば、感じた痛みに これは好転反応だ!と思う訳です。しかし…痛みにかなり敏感で、更に弱い方であれば。痛みを感じすぎて これは違う原因があるのでは?と病院を受診する方もいる位 差が出てきます。ここで大切なのは副作用ではないという事がひとつ。そして好転反応が出ても出なくても、自分の身体が 本来の治癒力、回復力を取り戻している過程にあると言う事を意識する事が大切です。様々な好転反応が出る中で、自分にとって不快で嫌な反応が出てくるかも知れません。しかしその状態はあくまで目指している結果の過程である事を忘れてしまうと不快だから辞める、嫌だから辞めるになってしまいます。逆の発想で出たらラッキー位で済ませると良いかもしれませんね(身体は辛いかも知れませんが…)自分の身体がちゃんと反応するんだなぁって事を確認しながら、この反応を超えた時に自分の体がどんな変化をしているのか?を楽しんでいけると良いかも知れませんね。好転反応は自分の選択・行動した1つの結果ではあるけれど、それは本来 望んでいる結果の過程にすぎない事を忘れないでくださいね。