2002年W杯直前、サッカー・イングランド代表のデビット・ベッカムが骨折し、
出場が危ぶまれる中、酸素カプセルを骨折の治療に使って復活を遂げたことが話題になりました。
ベッカム効果で一躍脚光をあびた酸素カプセル。今では専門サロンやマンガ喫茶でも気軽に入れますね。
酸素でけがの回復が早まる仕組み
調圧ルームに通っていると怪我の回復が早まります!!
先日ガラスの破片が指に突き刺ささってえぐれてしまったスタッフ。
お客様と何回か調圧ルームをご一緒していたら2~3日で治ったそうです。
指を挟んで爪が内出血してしまったお客様が5時間連続で調圧ルームに入ったら、内出血が跡形もなく無くなったりもしました。
また去年、仙台以外の調圧ルームの常連さんが正面衝突の大事故を起こし大けがをされました。
しかも抗がん剤投与経験があるため、お医者様からは治りが普通の人より遅いといわれたのにもかかわらず10日で退院してきました。
なぜ、調圧ルームに入ると怪我の回復が早まるのでしょうか?
骨折・筋肉や靭帯の損傷、ねん挫など怪我の患部は細胞を再生するのに大量の酸素を必要とします。
ですのでケガを早く治そうと思ったら、患部の細胞に酸素をたくさん送り込み細胞の再生機能を促すことが大切です。
しかし怪我をすると毛細血管の一部が切れてしまうばかりか腫れなどのために血流が滞り、なかなか血液とともに酸素を行きわたらせることができません。
また血液が滞った細胞には栄養分も届きにくくますます怪我の回復を遅らせてしまいます。
体中に酸素を送るためには?
怪我の部分にピンポイントで酸素を送り込むことは難しいです。
ですので、ケガの早期回復には身体の隅々の細胞一つ一つに酸素を行きわたらせる調圧ルームが非常に有効になります。
また細胞一つ一つに酸素を行きわたらせることで細胞内のミトコンドリアが活発になります。
活発になったミトコンドリアはATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーを放出する物質をどんどん作り出します。
ATPはご存知の通り、筋肉を動かすエネルギーです。
筋肉を動かすエネルギーはスポーツ選手にとってはとっても大切なエネルギーです。
座ったままで動く必要のない調圧ルームでは、たくさん発生したエネルギーを体内に貯蔵することができます。
酸素カプセルと調圧ルームの違いは?
仙台の調圧ルーム「アトモス」でも、酸素カプセルなら聞いたことがある、と言う方が多いようです。
「酸素カプセルとどう違うの?」という質問は本当によくいただきます。
では、調圧ルームと酸素カプセルの違いについてお答えしましょう。
調圧ルームと酸素カプセルは大きさが全然違う!
まず、一番の違いは見た目に現れています。
一般的な酸素カプセルは一人用。寝袋を膨らませたようなものや筒形のものなど、一人が寝て入るものです。
一方の調圧ルームは、というと…
どーん!!
中はこんなに広いんですね。電車のような室内には、40人が入れます。
酸素カプセルと調圧ルーム、その大きさの違いは誰の目にも明らか!!
酸素カプセルは一人乗り。孤独です。中に入ったら、もう寝るしかありません。
調圧ルームなら、お友達と一緒に入って健康談義に花を咲かせたり、偶然居合わせた人同士で仲良くなったりできます。
もちろん、お休みコーナーで静かに寝ていてもOKです。
しかし、ただ大きさが違うだけではありません。
酸素カプセルと調圧ルームは、全く逆の仕組みを使って細胞を活性化しているのです。
酸素カプセルと調圧ルームの原理は真逆!
酸素カプセルと調圧ルームの仕組みをご説明する前に…
体の中の酸素には、実は二種類あることをご存じでしたか?
「溶解型酸素」と「結合型酸素」
血管の中には、液体成分の血しょうと、赤血球のつぶが流れています。
溶解型酸素は、血しょうの中に溶け込む酸素のこと。
一方、結合型酸素は、赤血球の中のヘモグロビンに結合したもの。
つまりは、溶解型酸素は血液の液体の中をプカプカ流れている酸素、結合型酸素は赤血球にくっついている酸素、ということです。
酸素カプセルの原理
二種類の内、「溶解型酸素」の量を増やそうとするものが酸素カプセルです。
酸素カプセルでは、平均で1.3以下の気圧をかけ、30~35%の高濃度の酸素を送り込み溶解型酸素を血中に取り込みます。
小難しい話になってしまいましたが、つまりは
酸素カプセルは気圧を上げて酸素を無理やり体に送り込むもの
ということですね。
調圧ルームの原理
調圧ルームはというと、装置の中では1000mの山(泉ヶ岳ぐらいの高さ)のてっぺんに上ったような環境を作ります。
つまり気圧を下げ、酸素量を減らします。
「ええ~っ、気圧を下げたら酸素が取り込めないんじゃないの?」
と思われますよね。
ところが、大丈夫なんです。
気圧が低い環境下に置かれたとき、身体は「酸素をもっと取り込まなければ」と危機感を覚えます。
そうすると何が起こるでしょうか?
身体は赤血球やヘモグロビンを増やしてもっと酸素を取り込もうとします。つまり、結合型酸素を増やそうと頑張るわけですね。
そうして危機感を覚えたところで気圧と酸素量をもとに戻します。
すると細胞はいつも以上に大量の酸素を取り込めるようになるのです。
よく、マラソン選手が「高山トレーニング」といって山の上で練習をしているのも、この効果を狙ったものですね。
いつもよりも苦しい環境にあえて身を置くことで、今まで普通だったことが楽になる!
あなたも部活や勉強で、経験されたことと思います。
調圧ルームは気圧を下げることによって体が酸素を取り込む能力を高めるものなのです。
さて、酸素カプセルは「溶解型酸素」、調圧ルームは「結合型酸素」。種類の違いはあるものの酸素を体内に取り込むということでは同じですね。
「じゃあどっちでもいいのかな~?」
ちょっと待ってください、酸素カプセルとの違いはここからです!
ミトコンドリアを覚醒させる調圧ルームの驚くべき効果!
調圧ルームのポイントは、細胞に危機感を覚えさせるということでした。
前述したとおり細胞を飢餓状態にさせて大量の酸素を取り込ませるのですが、このとき細胞内のミトコンドリアにも酸素が行きわたります。
ミトコンドリアは酸素と結合してアデノシン三リン酸というエネルギーを作り出します。
そうです、筋肉を動かすエネルギーですね。
調圧ルームに入ると平均1.029℃体温が上がることが確認されていますが、それはATP(アデノシン三リン酸)が作られているからなんですね。
しかも動かないで座っている(寝てても大丈夫)だけなのに、手が赤くなって末端までポカポカに。
作られたATPは貯蔵されるため、調圧ルームを出た後もしばらくエネルギーを貯めておくことが可能です。
温泉に入った後のような感じが、家に帰って夜寝る時まで続きます。
ここが酸素カプセルと仙台の調圧ルームの違いです。
仙台の調圧ルーム「アトモス」は、スポーツ選手にもおすすめ!
体質改善、症状緩和などの体調不良で通ってこられる方が多い調圧ルームですが、このような事を考えるとスポーツ選手にとても良いことがわかりますよね。
特に、こんなときにおすすめです。
トレーニング後の疲労回復には調圧ルーム
激しいトレーニングで筋肉細胞を壊し、再生する過程で筋肉は大きくなります。細胞の再生に必要な多量の酸素を取り込めるようにトレーニングの後には調圧ルームへ!
けがを早く治したいときには調圧ルーム
骨折や切り傷、打ち身など、スポーツでのけがの回復も細胞の再生過程です。調圧ルームで血中の酸素濃度を上げられると、けがの回復が驚くほど早まります。
試合前のエネルギー補給に調圧ルーム
試合前で最高のパフォーマンスを発揮するために、試合の前には調圧ルームでATPのエネルギーをチャージしましょう。40人が一緒に入れる調圧ルーム、チームのミーティングを兼ねてご利用されてはいかがでしょうか。
アトモスは仙台のスポーツを応援します
ということでアトモスは仙台のプロフットサルチーム「ヴォスクオーレ仙台」を応援しています。
写真は佐々木諒選手と藤山翔太選手!ともに24歳のまだまだ伸び盛り(^^♪
アトモス同様ヴォスクオーレ仙台の応援お願い致します!!
7/23(土)塩釜ガス体育館でアグレミーナ浜松戦前に調圧ルーム内にて